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「勝手にコンビニのバイトを辞めさせた挙げ句に
蹄で叩くってひどくない?」
「あーたがいきなり寝るからでしょ!」
日射しが心地よすぎて喋るのまでダルくなってきたよ。
「メジャー騎手目指してよ!」
「いや、騎手って何すんの?
……あれか?
野球のバッテリーみたいに、鞭で亭主のケツひっぱたいて『おらおら、もっと速く走れよ!稼いで稼いで稼ぎ捲って私に楽な暮らしさせろや』的な女房役すりゃいいの?」
まぁるいもふもふが寝転んだまま何か言ってる。
「なんで私が亭主役なのよ!」
あれ?不満はそっちなの?
「そりゃ、妻を鞭で打って働かせるってただの家庭内暴力のヒモ男じゃん。」
はふぅん、草のふかふかベッドが気持ち良い。
「仕方ないな。
じゃあ、試しにワテが亭主役するからサラメンコちゃんは女房役やってよ」
寝転んだまま空いてる隣をぽふぽふしながら手招きする。
ぽくぽくぽく
なんとも言えない顔しながらでも素直に隣にやってきた。
可愛いやつめ。
さあ、美脚ちゃんもこっちで一緒に転ぼう。
その美しいおみ足を撫でてやろう。
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