第2章 遥真、出会う

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「…ぶですか…だい…なのかな…?」 …誰かが喋っている声が聞こえる。随分と焦っているが、どうしたのだろう…? 「大丈夫ですか!?!?」 「っ…!!!」 耳元で叫ばれ、一瞬で意識が覚醒する。目を見開いて辺りを見回すと、どうやら夕方になってしまったようだ。 (そうだ、俺は全力で走ってきて…疲れてぶっ倒れたんだっけ…) はぁぁ…と息を吐き出し、ゆっくりと体を起こして何気なく振り返ると、声の主と思われる少年がホッとした顔で俺のことを見ていた。
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