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「みんな揃っておるかの?儂と冬弥、胡蝶と昴で話し合いをしたのじゃが、冬の間雪翔は妖街の儂の家で預かることとする。勿論、学校や病院の日はあちらに返すが、その際も一泊のみ、付き添いは冬弥を抜いて天狐が一人、四社の狐、風の一族が持ち回りで警護することとする」
「お爺ちゃん!僕そんなこと聞いてない!」
「決定じゃよ雪翔。胡蝶と昴が動け無い時には蘭が来てくれるそうじゃ」
「お爺ちゃん!」
「あの、俺は?」
「航平は行ったりきたりで良いぞ?大学にも行かねばならんし、お主には病院の予約と学校の日がおなじになるように手配してもらいたいんじゃ」
「分かりました」
「雪翔、そんなにしょんぼりするでない。病院と学校が終ったら、家に帰って一日のんびりできるし、冬弥も行き来してくれる。なんなら、南の家に遊びに行ってそこから通っても構わん」
「僕だけ残るの?」
「週末は栞さんや侑弥も遊びに来るし、しばらくの辛抱じゃ」
「いつまで?九堂って人から巻物奪うまで?僕が鍵って言ってたから、その場所に行くまで?僕、ここの国が好きだけど、向こうにも居たいよ」
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