◼️第一幕 一曲目 『始まりの唄』◼️

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◼️第一幕 一曲目 『始まりの唄』◼️

 風が笑って紡がれる、大地に芽吹く命が一つ  芽は育ち木となってやがてその傍を小川が流れ 川の水を飲みに集まる小鳥達 さえずりながら木の実をこぼす  木の実はやがて転がって大地の下に  やがて風が笑う頃 また命が芽吹くだろう   だから今は安らかに眠れ  どんなに枯れた大地でも  いつかまた芽吹くときが来るだろう ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ かの少年は大陸を彷徨い続ける旅人で、 かの少年も時間を彷徨い続ける旅人である。 変わらぬ旅は終わりを告げ、 新しき世界が開かれる。 そう、これは彼らの旅立ちのお話。 終わりから生まれる…… 新たな旅立ち。  エルフファンタジーストーリー、  第一幕 一曲目 『始まりの唄』 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
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