-バニラとの会食-

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 …パーティーか?…  私は考える。  周貴臣主催のパーティー…  やはり、金持ちとなると、すぐにパーティーだ。  いや、社会的地位を得ると、と言い直した方がいいのかもしれない…  私は、目の前のバニラに、その社会的地位について、考察するために、呼び出したが、それがすぐに間違いだと気付いた。  「…なに、お姉さん…食べないの?…」  目の前のバニラは、出された料理に舌鼓(したづつみ)を打っている。  いや、舌鼓(したづつみ)を打ってるなんて、生易しいものではなく、ムシャムシャと貪欲に食事していた。
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