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これは、ハロウィンネタの続きです。
クリスマスネタの次にハロウィンネタになってしまいました(^^;)
マスクを被った女の子と、ディープジャスさん。
女の子は買ってきたケーキと、ディープジャスさんの持って来ていた紅茶をベンチに並べて、一緒に食べる準備をしていました。
ディープジャスさんは、右手をギターのようなバイオリンのような弦楽器が上下にくっついたような楽器に変化させて、
「良かったら1曲どうですか?」
と一言。
「うん。聴きたい。」
と女の子。
膝に振動が広がる壺を置いて、足にも楽器が置いてあります。どんな曲になるんでしょうね。
「私も初めてなので、どんな感じになるのか分からない部分もあるので、感想お願いします。」
ディープジャスさんはそう言うと、足下にある楽器のチューブを喉に繋いで、演奏を開始します。
女の子は、少しだけマスクを上げて、静かに響く音楽を聞き入っていました。目を閉じていると、曲に合わせて後ろからタップダンスが何故か聞こえて、不思議な気分と楽しい気持ちになりました。
2人はケーキを食べ終わった後、
「ありがとう。良い曲だったよ。」
「こちらこそ、ケーキご馳走さま。」
お互い握手をして、女の子は帰って行きました。
ディープジャスさんも帰ろうとした時、後ろからダークエルフの兄妹がやってきて、
「さっきの子が、姉さんなんだね。優しそうな姉さんだね。」
と、ディープジャスさんが、姉さんが見えていた事に少し驚いているのを見ながら言いました。
ディープジャスさんは、にっこりしながら首を縦に振りました。3人は商店街に入り、話の続きをしに行きました。
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