らくがきの2冊目。

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赤い炎は、厚さ5cmの恐らくトカゲのしっぽの香りのするホットケーキをルルさんに渡しました。 恐る恐るルルさんはそれを食べると、パァっと目がキラキラと輝きました。そして身体がボワッと光り始めました。赤い炎はルルさんの表情を見て嬉しそうでした。 「驚いたね。いくらトカゲのしっぽの香りがするからって、甘いものを喜んで食べるなんて。」 オーヴさんが驚いていると、 「皆んなの分もありますよ。トカゲのしっぽ味ではないけれど、ちょっと休憩しますか。」 魔女とオーヴさんの、マントの中どうなってるの?という質問は置いといて、赤い炎のホットケーキを食べながら、話は続きます。 ハンズとエイミーが帰りたくなくなった事は、魔女が、真っ暗森で楽しむ方法を教えてしまった事が、原因という事で、目を治して2人を返してやってくれないかと、赤い炎は頼みますが、真っ暗森の魔女は、それを認めつつも、今ここに目を治す材料が無い事、薬の調合が難しい事という事を言います。 「確かにこの子達は、森に長く居すぎたわ。このままだと闇に目が食べられてしまうから、早くしないといけないわね。」 そこで薬の調合は、魔法の薬屋の、オーヴさんと助手のルルさんに、 闇でも目が見えるので、材料調達は赤い炎に、 目を治すには、どの材料が必要かを指示するのは魔女に…3人と1匹の協力作業が始まります。 本来だと面倒な事は、気乗りしないオーヴさんも、妖精の花シリーズの効果を見ることができるという事で、やる気が出ている様です。 そして時は過ぎ…image=512653268.jpg
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