らくがきの2冊目。

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54cede5b-eb70-4261-8b9e-55c1cc598266これは、イラストの「暖炉の録音スタジオ。クラゲ型録音スピーカーの性能を試してみる。」の続きになります。 タルタルさんとのコラボ作品です。 次のページも、続きになります。 タイトル:「魔法薬工房の玄関は、こっちだったかな?」 「わーっ!!ちょっとまつでし!!だんなしゃまは、まだねてるでし!!!」 ここは、魔法の薬屋さんの「魔法薬工房」。 今回は、ちょっと珍しいお客さんが、やってきました。 いつもは、何かに困って山を登り、森を進んでやってくる人がほとんどですが、サンタ帽を被って、手にはプレゼントを持った人が、歩いてやってきました。 「そうだった。ここも森が暗かった。爽やかな風で、気持ちいいなぁ。」 薄暗く不気味な森をニコニコしながらやってきたサンタさん(?)、木のツタが絡まって、まるで木と同化している屋敷に辿り着くと、落ち葉を掃除している、魔法使いの格好をしたパンダさんを見つけました。 「やぁ、久しぶり。ルルさんだね。君のご主人は家にいるかな?ちょっと渡す物持ってきたんだ。」 「あっ!ホットケーキさ…じゃなくて、だんなしゃまはまだねむってるでし。起こすとこわいでしよ。」 「そうだね。じゃあ玄関はこっちで良かったかな?ステンドグラスが…見つけた。」 ここは、魔法の薬屋さんの寝室。 屋敷の外で、助手のルルの悲鳴(?)とバタバタする音がして、魔法の薬屋、「オーヴさん」が目覚めました。寒い、うるさい…。 誰だいったい…。 オーヴさんは窓のカーテンを少し開けると、見慣れた顔と、助手が追いかけっこしていました。 カーテンの隙間に気付いたサンタ、「ディープジャズ」さんは、 「おはよう、起こしてしまってすまないね。 今日は新曲を持ってきたんだ。良かったら聴いてよ。」 オーヴさんが、眠い目を擦りながら、いまいち状況を把握してないでいると、 「じゃあルルさんに渡しておくから、私はこれで…後ルルさんにはこれを。じゃあ、おやすみ。また会おう。」 ディープジャズさんは、そう言ってルルさんにプレゼントを2つ渡して、森の中に帰っていきました。 「…ルル、あのサンタを呼び止めてくるんだ。頭がまだ回ってない。色々聞きたい事もあるし。」 「え!?あ!!わーっ!まつでし!!!」 魔法薬工房の朝は、今日は騒がし…賑やかな朝でした。 因みにルルさんのプレゼントはマフラーです。色はお任せ想像で。寒いですからね。
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