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これは、イラストの「暖炉の録音スタジオ。クラゲ型録音スピーカーの性能を試してみる。」の続きになります。
タルタルさんとのコラボ作品です。
次のページも、続きになります。
タイトル:「魔法薬工房の玄関は、こっちだったかな?」
「わーっ!!ちょっとまつでし!!だんなしゃまは、まだねてるでし!!!」
ここは、魔法の薬屋さんの「魔法薬工房」。
今回は、ちょっと珍しいお客さんが、やってきました。
いつもは、何かに困って山を登り、森を進んでやってくる人がほとんどですが、サンタ帽を被って、手にはプレゼントを持った人が、歩いてやってきました。
「そうだった。ここも森が暗かった。爽やかな風で、気持ちいいなぁ。」
薄暗く不気味な森をニコニコしながらやってきたサンタさん(?)、木のツタが絡まって、まるで木と同化している屋敷に辿り着くと、落ち葉を掃除している、魔法使いの格好をしたパンダさんを見つけました。
「やぁ、久しぶり。ルルさんだね。君のご主人は家にいるかな?ちょっと渡す物持ってきたんだ。」
「あっ!ホットケーキさ…じゃなくて、だんなしゃまはまだねむってるでし。起こすとこわいでしよ。」
「そうだね。じゃあ玄関はこっちで良かったかな?ステンドグラスが…見つけた。」
ここは、魔法の薬屋さんの寝室。
屋敷の外で、助手のルルの悲鳴(?)とバタバタする音がして、魔法の薬屋、「オーヴさん」が目覚めました。寒い、うるさい…。
誰だいったい…。
オーヴさんは窓のカーテンを少し開けると、見慣れた顔と、助手が追いかけっこしていました。
カーテンの隙間に気付いたサンタ、「ディープジャズ」さんは、
「おはよう、起こしてしまってすまないね。
今日は新曲を持ってきたんだ。良かったら聴いてよ。」
オーヴさんが、眠い目を擦りながら、いまいち状況を把握してないでいると、
「じゃあルルさんに渡しておくから、私はこれで…後ルルさんにはこれを。じゃあ、おやすみ。また会おう。」
ディープジャズさんは、そう言ってルルさんにプレゼントを2つ渡して、森の中に帰っていきました。
「…ルル、あのサンタを呼び止めてくるんだ。頭がまだ回ってない。色々聞きたい事もあるし。」
「え!?あ!!わーっ!まつでし!!!」
魔法薬工房の朝は、今日は騒がし…賑やかな朝でした。
因みにルルさんのプレゼントはマフラーです。色はお任せ想像で。寒いですからね。
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