第一章

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「ちょっと待って。モデルって、構図の参考にするとかじゃないの?」 「ああ。エロシーンの参考にさせてもらう」 「『えろ』って……、えぇええぇえええ!?」 「ほら、分かったら脱いで脱いで」  こちらに手が伸びてきたかと思うと、羽織っていたパーカーを剥ぎ取られてしまう。身の危険を感じて後ずさるが、背後に泰志が回ってきて完全に逃げ場を失ってしまった。 「れ、廉佳さん待って――って、何で泰志も脱がそうとしてるの!?」 「良いじゃん良いじゃん、減るもんじゃないし。それに、俺と千世にぃのラブラブなところが漫画になるなんて嬉しくない?」 「そうかなぁ……」
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