第一章

17/184

1412人が本棚に入れています
本棚に追加
/431ページ
「それにさ、あのままキスしない方が勿体なかったって」 「よく分かってるじゃん、泰志。なら次はズボン脱がせてみようか」 「なっ……一体どこまでやればいいの?」 「うーん、やれるとこまで?」 「答えになってないよ!」 「はいはい、千世にぃは暴れないで~」 「あっ、待って――」  泰志の方から気が逸れていたせいで、あっという間にジーンズを下ろされてしまった。 「っ!」  羞恥のあまり涙が出そうにる。好きな人の前で下着一枚にされてしまうなんて。  それを指示した張本人が『好きな人』だから、もどかしさばかりが募っていく。
/431ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1412人が本棚に入れています
本棚に追加