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「二人とも、そろそろ役に入ってくれないか? 泰志は千世のことセンパイって呼んでみてくれ。後は取りあえず泰志の好きにしていいぞ。適当に俺が指示を出すから」
どうやら廉佳は本当に初めて同士の二人に任せて、その初々しさを絵に残したいようだ。
「ははっ、緊張しちゃうね。セ、ン、パ、イ」
「~~ッ」
呼び慣れない呼称に背中に悪寒が走る。たった一言『センパイ』と言われただけなのに、違和感の塊を投げつけられたかのようだ。
(もぅ、泰志はすぐ悪ノリするんだから……)
こうなった泰志にはもう手がつけられない。彼は気の済むまで千世の身体を弄ぶだろう。
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