第一章

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「すぐ温まるだろうから、我慢しててねー」 「えっと……これ、最後までいく流れだよね?」 「もちろん。俺、センパイとセックスできるの、嬉しいよ」 「え……?」  センパイ。その言葉はただの台詞だ。では、『嬉しい』というのも台詞だろうか。  やけに神妙な面持ちの泰志の本心は、どこにあるのだろう。 「ね、ほら……気持ちいい?」  ローションを纏い、ぬるついた手で自身を擦られてまた変な声が出てしまう。 「あ、ぁ…ん……あっ」 「千世ったら蕩けた顔しちゃって」 「~~っ」
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