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「や、ぁ……こわぃ、よ……優しく…して?」
「ちょ、千世にぃそれ反則……いくよ?」
「ぁ、あっ…や――ぁあぁぁあッ!」
身体に電流が走ったみたいだった。
新たな性感帯が拓かれる、その瞬間。えも言われぬ感覚に襲われた。自身を触られた訳ではないのに、痺れたみたいに内腿が痙攣する。
千世は泰志に抱きついたままの腕をぐいと引き寄せた。
「ぼく…僕、どうなっちゃうの? そこ、もぅ……」
「千世……」
「止めるの? 止めちゃったら、廉にぃの漫画の役に立てないよ」
(なんでそんな言い方するの? だって……廉佳さんをがっかりさせたくなんかないよ)
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