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「泰志、指もう一本入りそうか?」
「うん、大丈夫」
「は、ぅっ……やぁ、ぁあアあっ」
(そこだけで会話してないで、僕の了承も取ってよ……)
「ね、ぇ――んっ、や…んぁ」
甘ったるい声に邪魔されて文句の一つも言ってやれない。誰の身体を好き勝手していると思っているのやら。
「指が三本入ればもういけるぞ」
「……廉にぃ、詳しすぎない?」
「俺達からすれば常識だから」
「ふーん、何か凄いね~」
泰志はそんな会話をしながら感心しているが、千世はそれどころではない。自分の意思に反して小っ恥ずかしく喘いでしまうし、それがさらに羞恥を煽っての繰り返し。いっそのこと理性が飛んでくれればマシなのに。
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