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膝立ちになった泰志が徐にズボンの前をくつろげる。
体格差があるから当然なのだが、千世のものよりはるかに大きい昂ぶりに臆してしまう。ここに来てようやく後悔の念が芽生え始めた。
泰志は挿入に備えてその怒張を二、三度扱いてみせる。
「待て泰志」
そこへ突然廉佳が口を挟んできた。
(やっぱり止めてくれるんだ……良かったぁ)
「――ゴム忘れてる」
その言葉に千世の希望は瓦解する。
(知ってる…知ってるよ! 廉佳さんが一度言い出したら最後までやるタイプだってことぐらい知ってた! だって幼馴染みだし、好きな人だもん!)
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