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「ここで感じてる千世も見てみたいな」
「やっ……無理、だよ。……だって僕、男――っあ!」
胸の先をそっと撫でられて高い声が上がる。
まずい、このままだと昨日のようになってしまう。
「ほら、そうやって可愛い声出して。感じてるんじゃないのか?」
「ち、ちが…ぅ……んん、ん」
「そんなこと言って、お前、どんだけ可愛い顔してるか分かってんのか?」
そう言うと廉佳はもう片方の手でベッドの下を漁り始めた。
何を取り出すのかと思えば、彼の手は一冊のスケッチブックを掴んでいる。
「これ。昨日描いた千世」
「僕……?」
廉佳がスケッチブックのページをめくる。すると一枚目から、あられもない格好をした千世の絵が現れた。
「なに、これ……ほんとに僕?」
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