第一章

84/184

1412人が本棚に入れています
本棚に追加
/431ページ
「れ、廉佳さ……」 「ここ、もっと弄って良いか?」  露わになった乳首の周りを指で丸く撫でられる。思わず変な声が出そうになってしまい、慌てて口元を手で覆った。 「俺、すごいBLを描いて今度こそデビューしたいんだ。その為に千世が必要なんだよ」  廉佳の言葉は、あっさりと千世の判断力を奪っていく。 「んっ…ちょっとなら……ふあぁ」  つい昨日のことなのに身体で快感を覚えてしまった千世は、そこでも似たような感覚が得られることに気付いて好奇心が湧いてきた。それに負けたせいもあって、またしても廉佳の行為を許してしまう。 「助かるよ。――そんで、こうするとどんな感じ?」 「ん、はっ……くすぐったくて…なんか、むずむず…する……っ」
/431ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1412人が本棚に入れています
本棚に追加