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「レンっ…ハァっ、少し休まっ…てっ」
「うん? 疲れちゃった?」
熱い吐息が、鼓膜を撫でた。微笑が混るレンの声すら甘い痺れとなって、果てたばかりの体を火照らせる。
「まっ…た、あ、あっ…やめっ」
「ここかな? ソウの好きなとこ…ねぇ、シーツじゃなくて、しがみつくなら僕にして」
「くあっ」
深いところを穿たれて、奏真は短い悲鳴を上げた。ついさっき吐き出したばかりの欲望が、また付け根からせり上がってくる。
「ソウの中、キツイね」
「あっ、くぅっ…またぁ、出そっ」
肌と肌が打ち合う音がする。奏真は歯を食いしばって射精を堪えたが、トロけた体は異物に擦られる摩擦熱を貪欲に味わい尽くしてゆく。
「こんなに溢れて…苦しそうだ。イっていいよ…君に合わせるから」
「ひあッ!」
レンの激しい腰使いに揺さぶられて、奏真は首を振りながら喘いだ。内壁を穿たれるたび、反り返った塊の先から忍耐の涙が溢れてレンの腹筋を濡らす。込み上げてきた強烈な射精感。奏真はレンの首に抱きつくと、掠れ声で懇願した。
「あッ、あッ、レンっ、もうダメ、だっ…出そぅッ」
「そんな可愛い告白されたら、僕も我慢できなくなっちゃうよ」
「ひッ、ああッ、レンッ…!」
耳元で、呼吸を荒げながらレンが笑う。その間も、中を擦り上げる腰使いは一層激しくなっていた。けれど、無遠慮に打ち付ける激しい腰使いとは逆に、抱き締めるその手はひどく優しい。
「あぁ、ソウ…大好き」
「くぅぅッ…!!」
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