恋ゆる

その８

「ヤジゅかよ、今はこれで我慢しておくれ。みなさん、私はこれで失礼します。レジャー区のホテルにスイートを用意させておきますので、そちらでおくつろぎください。ゆるシアさん、恋愛問題はいずれまた。では」
　問答無用の即決で、ジッタんは応接広間から退出した。
　その去り際に、ジッタんは学諭の前で立ち止まる。