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その9
学諭たちが招待されたスイートからは、かつて遊園地と呼ばれていた遊具施設を眼下に見渡すことができた。
その広大な敷地の外側には無窮の空が広がっており、ここがアストリアンの巨大な宇宙船であることがうかがい知れた。
シャワーから戻ってきた学諭は、少年のように小さくなったヤジゅかに軽くちょっかいを出す。
「あれれ。ヤジゅかしいヤジゅかに戻ったのか」
「ヤジゅかはヤジゅかしくないの! このヤワラカがっくしっ」
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