その9

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 ヤジゅかはジッタんにカップルの組み合わせを余儀なく決めつけられて、学諭と実留々の仲が悪くなってしまうのではないかと心配していた。  しかし二人のムードを見ていると、以前よりも互いの距離が縮まって、より睦まじくなっている。  逆にこれでよかったのかなと、ヤジゅかは小首を傾げて微笑した。 「さあ、みんなで遊園地にいこう!」  学諭はヤジゅかに腕を引かれ、実留々とゆるシアに背中を押されて部屋を出た。
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