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「特別な許可がなければ、ここに入ることができないからね」
ヤジゅかはそう言って、皆をお化け屋敷へ連れてきた。血の気の失せた人間や妖怪たちが、不気味な形相をして手招きしている。入り口より先は真っ暗闇だ。
「ミルさん、これなんかお勧めだよ! 試しに乗ってみてっ」
ヤジゅかは実留々をカプセルライドに押し込んで、扉を閉めた。
おどろおどろしい音楽が流れ出して、実留々がケージに捕らえられたネズミのように錯乱する。
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