その9

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「これってほんとに楽しい施設なのっ?」 「じゃミルさん、ごゆっくり」 「ちょっとまってーっ」  カプセルライドがお化け屋敷へ入って間もなく、心地良い悲鳴が響き渡った。  胸がすくような実留々の阿鼻叫喚は、少しささくれ立っていた学諭の心をくすぐるようにほぐしていった。
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