その9

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「実留々、見てみろ。すごい景色だぞ!」  学諭は、はしゃいで実留々に呼びかけた。  しかし実留々はうつむいたまま動こうとはしなかった。 「ゆるシアのこと、どう思ってる?」  心の底をさらうような低い声で実留々が聞いた。
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