その2

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「さっきは連れ出してくれてありがとう。えっと、名前はなんですか? わたしのことは、ゆるシアって呼ぶといいです」  なんだか毎回悪事がばれて、許しを請うているような名前である。 「おれは八楽若(ヤラワカ)学諭(ガクユ)だ。好きなように呼んでくれ」 「ヤワラカっていうんだ!」  ゆるシアはおんぶから飛び降りた。
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