その3
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七夕飾りを連想させるアクセをつけた女性店員がひとりいる。彼女の名前は
問田
(
トンダ
)
実留々
(
ミルル
)
、一六歳。実留々は学諭のスクールメイトだ。 「いいか。おれが話をつけるから、ゆるシアは余計なことを言うんじゃないぞ」 学諭は指を口に押し当て、ゆるシアに釘を刺す。
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