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「おれたち、何でも分かち合える仲じゃないか!」
「バ、バカ。そこの海苔弁あげるし、早く帰って。迷惑なのよ!」
「いいや、蒲焼き弁当だ!」
「ショウガ焼きで我慢しなさい!」
学諭が実留々をレジカウンターへ追い詰めて、
「君の蒲焼き、力尽くで奪ってしまいたい」
と、キスを交わすパフォーマンスを見せたところで、実留々は折れた。
この免疫ある実留々のストレートな反応に、学諭は心をときめかせ、満足ホルモンに酔いしれるのであった。
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