その4
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(ゆるシアは共に旅立つ仲間を捜していたのかも。今も道連れにする時機をうかがいあぐねているかもしれない) 下心の混じった善意で人助けをしたものだから、罰が当たってしまったのだと、学諭は恐れおののいた。 (だけどおれは年頃の男子なんだ。春なんだから少しくらい煩悩にお茶目であってもいいじゃないか。神様は慈愛に満ちた存在ではなかったのか)
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