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優しい……温かい。
宏之と交わす行為は胸を焦す。だからなのか、繋がるといつも涙が出てしまう。
「どうしたの?悲しいの?俺は気持ち……いいです。」
ゆっくりと施される抽出は、気だるく少しずつ熱を生む。ゆるく動かされる腰は確実に角度を変えながら一点を刺激する。胸の尖りをやわらかく唇で挟まれ、舌先がふれると、声を我慢できない。
「ああぁぁ……悲しくないよ……君がいっぱい」
「碧さんの中あったかい」
じんわりと溜まっていく刺激は突然うねりに変わる。
「あっ!……く」
その変化を宏之が見逃すことは無い。わたしの中で、より大きく膨らみ、深く突きあげギリギリまで引き抜き打ち付けられる。腰に足を絡めて動きに同調しながら腰を振ると、増幅した快楽が襲い掛かってくるから止まらない。
「も、ひろ……ゆ、あっああ」
「いっしょに!」
互いの刺激が生み出す熱、それはより高い場所に連れて行ってくれる。二人の想いが一緒であり、必要とされている歓び。炸裂が起こる時、わたしたちは白く光り輝く。
いつも思う……ここは天国なのかもしれない。
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