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8.殲滅計画、始めました。
崖から飛び降りた俺は落下しながら魔物の群れを見た。
「本当にいろんな種類の魔物がいるな...」
サミレが付け足すように話す
「ゴブリンやトロールの他にオーク、ガーゴイルなどの小型モンスターやドラゴンも数匹いますね。」
「いやはや、あれほどの魔物を相手にするとは...心が踊りますな」
ムロが少し楽しそうに言ったのを引いている俺にまたムロが話しかける
「ところで少年よ。そなたはどうやって着地するのじゃ?」
あ...
やべぇヤベェヤベェヤベェ!
着地のこと何も考えてなかった!
なんかすげえ流れに乗って飛んじゃったけど着地どうしよう!?
焦っているのを見てサミレがそっと俺に告げる
「仕方ないですね。【鍋の蓋】を使ったりして着地で大きな音を立てると主将に気づかれてしまいますから私が今回は特別に浮遊魔法をかけてあげますよ。」
「サミレ殿、儂には付与せんでよいぞ。儂には狩魂憤怒があるからの。」
「狩魂憤怒?」
「そうじゃ。代々獣人族の戦士のみが使えるとゆう己の殺戮本能を全開にして戦う戦法じゃ。」
怖えええええええ!
「そろそろつきますよ!サヤダ、浮遊魔法をかけますよ!」
「儂も行くかの。」
俺の体が緑の霧のようなものに包まれた
「おお!?」
俺とサミレはふわふわと地面に着地した。
「どうやら、無事ついたよいじゃの。」
音もなく隣にムロがたっていた!
「おぅ!?」
「儂ら獣人族にとっては不音着地など造作もないわい。」
驚く俺を気にせず、サミレは目の前の家ほどの大きさの虫を指差し、言い放った。
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