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今年の7月に私の友人とその知り合い4人で、深夜の樹海へ肝試しに出掛けた時のお話です。
群馬から数時間掛けて遠い樹海まで、車で向かって行きました。
夕方に現地に到着して、下見を兼ねて樹海へと出掛けると…
見回りの警察と鉢合わせをしました。
職務質問をされ訳を説明すると、警察官は、
「君達が、自己責任で行くのは止めないが…何を見てもね」と言い残し去って行きました。
その日の深夜2時半…コンビニで、飲み物等を買い込み4人で、本格的な探索へと樹海へと向かいました。
肝試しのメンバーの中に1人、霊感の強い大学時代の後輩を入れて行ったのですが…
軽自動車で樹海に入った辺りから「なんだか嫌な気配がする…今日は、帰りたいな」と言い始めたのですが、群馬から遥々来た手前、すぐに帰る事も出来ず樹海の中へと足を踏み入れました。
樹海の中で迷わないよう4人は、横一列に並び弱々しいライトを頼りに進んで行くと10分もしない内に霊感の強い後輩に異変が起こりました。
「うっ?…ウエッ…オェッ」
急な吐き気に襲われ木に凭れ掛かりながら吐き出しました。
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