パンダ

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大人になるにつれ、それはとても窮屈でつまらないものだと知った。 みんな 曖昧 を覚えていく。 灰色に変わっていく。 それでも、私はパンダだった。 白か黒か。それしかわからない。 日に日に、自分の瞳から涙が溢れる日が増えた。 灰色がわからない。 みんなと同じになれない。
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