第2章 戦い

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ん?口調が途中から変だって? 気にしない、気にしない! それよりもね、神様についてだよ。 さっきもチラッといったけどぉ、神様にとってね自らの力、まぁ、恩恵だね。を持つ信者は存在意義の為に必要なんだよねぇ。 神様はね、力を増やすことができないの。 だから、増やしてもらわなくちゃいけないんだよ。 で、その時に感情のある人のほうが効率がいいんだよねー。 だって、地にはさ、無いからね、感情ってやつが。 それないと、あげたいなんてことも思わないから神様にとっては力を集めにくいんだよねぇ。 考えてみ? 君はさ、お金を自分からあげるって来る人とさ、お金を手に持って、何にも言わずに目の前にいる人のふたりのうちどっちからお金取りやすい? 断然、自分から来る人でしょ? そっちのほうが手間ないし、がめついっておもわれないもんねぇ。 神様もそうなんだよー、集められることはできるけど、手間だし、地を管理する者に嫌われちゃう。だから、人から恩恵を捧げさせるの。 フフ、酷い話だよねぇ、人は、民は、神の玩具なんだよ? 嫌になるよねぇ、君も。 あたし?あたしは、とうのむかしに受け入れたよ。 嫌なことは変わらないけど。
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