王子の寝室

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王子は、私をベットから優しく抱き起こして、ベットの端に座らせました。 「泣かないでくれ…どうしたらいいか分からなくなる。」 ニコラウド王子は、王子の威厳はどこへやらで、オロオロとしました。 そんな姿は、なんとなく、あの頃の少年の暖かさを感じとることが出来て、きっとこの10年間の間に、王子にも色々な事柄があったのではないかと思いました。
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