色々な諸事情

4/41
前へ
/95ページ
次へ
「あの日は、この城から逃げ出したんだ。王子とは、つまらん堅苦しい勉強ばかりで、ジャブア農民が羨ましかった。」 ニコルは、少年期の話をしてくれました。 私は、男爵家だというのに、毎日が必要以上の勉強やダンスのレッスン、ピアノやマナー教育の連続で、うんざりしていました。 ニコルは王族家に生まれてきたのだから、きっと私以上に大変だったことでしょう。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

675人が本棚に入れています
本棚に追加