プロローグ。

10/20
前へ
/96ページ
次へ
絶対に私をからかっている……。 しかし、社長があんな風に笑うとは、 思わなかった。 笑うと意外と……可愛いかも。 いやいや。 相手は、あの鬼社長。 そんな風に思ったらダメよ! 自分に何度も言い聞かした。 うぅっ……ありえない。 それから取引先の会社で商談したり 我が社に戻ると会議や書類の訂正やらで バタバタしていた。 だが、そんなある日。 私は、出来上がった契約書を 社長室に持って行くのだが不在だった。 「あら?何処に行かれたのかしら?」 お手洗いに行かれたのだろうか。 仕方がないので契約書をデスクに置いた。 すると何かが落ちていることに気づいた。 あら?何かしら? 私は、その書類らしき物を拾うことにしたのだが
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

648人が本棚に入れています
本棚に追加