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「騒ぐな。もっとよく見させろ……」
社長は、そう言いながら近づいてきた。
いやいや、見させろって……。
恥ずかしさで、どうにかなりそうだった。
すると社長は、また耳元で
「そんな格好をして俺を誘ってるのかな?愛里」
カイ様ボイスで囁いてきた。
ゾクッ!!
「うっきゃあっ……んぐっ!!」
思わず悲鳴をあげようとしたら社長に
口を手で塞がれた。
「お前なぁ……こんな時に悲鳴をあげてみろ?
俺が変質者みたいに思われるだろーが」
キレ気味に言ってきた。
だ、だって……社長が
カイ様ボイスで囁くんだもの。
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