社長の決意。

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その辺は、秘書である私の腕の見せどころだ。 カイ様のマネージャーである福野さんと相談して 仕事をセーブさせた。 社長と声優の仕事を両立させるために 時間と日にちを調整する。そして 私と社長は、 相変わらず同棲みたいな生活を送った。 私は、鼻唄を歌いながら キッチンで料理をしていた。 すると社長は、そんな私を見つけると 後ろから抱き付いてくる。 そして……。 「今日の夕食は、何かな?愛里」 甘いカイ様ボイスで囁いてきた。 しかも吐息を私に吹きながら 「うっきゃああっ~!!?」 私は、驚きとカイ様ボイスにドキドキして 悲鳴をあげた。 勢いあまって驚いたため 切りかけていた野菜やボウルなどを 落としてしまう。 そして自分は、腰が抜けてしまった。 「アハハッ……相変わらず弱いなぁ~愛里。 いい加減に慣れろよ?俺の声」 「無理ですから!! 私にとってカイ様ならぬイケボは……慣れません。 ってか、驚かさないで下さいよ!?」 声フェチでカイ様ファンである私の ドキドキは、まだまだ続きそうです。 社長は、意地悪だ。 END。
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