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「ねえ、ママ。お話聞かせて?」
ある静かな夜、ベッドに潜り込んだ子供が母親に物語をせがんだ。
この子はこう言い出すと止まらない。
困ったように微笑みながら母親はベッドに腰をかけた。
「それじゃあ何のお話にしましょうか」
「神様と神子様のお話!」
「あらあら、またそのお話なの?」
「だって大好きなんだもん!」
キラキラと目を輝かせる我が子。
とても愛おしいと思いながら、母親は話し始めた。
「むかーしむかし。この世界にはある神様がいました」
昔々、この世界にはある神様がいました。
その神様はとてもとても悪い神様で、ある時この世界の全てを思い通りにしたいと考えるようになりました。
悪い神様は段々偉そうになり、遂に世界を自分の物にしました。
世界はどんどん悪くなっていきました。
ある時、これではいけない、と3人の神様が現れました。
3人は世界中の人々からそれぞれ神子様として1人ずつ選び、剣を渡しました。
この剣は神様ですら倒せるという宝の剣です。
3人の神様と3人の神子様は、この剣と特別な魔法を使い悪い神様を閉じ込めることに成功しました。
こうして世界は平和になりました。めでたし。
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