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「赤ちゃんは?」
「黄疸が出たので保育器にいます。待ってたんですけど……」
赤ちゃんを見に行った姑の最初の一言。
「こんな子産んで!男の子っていうから期待してたのに役立たず!」
泣くことも謝ることも出来ず、ただただ耐えるだけで、早く帰ってくれと願うだけだったが、そういう時に限って帰ってくれず、オムツを変えに保育器のある部屋に入っている間に、姑の連れてきた近所のおじさんが、勝手にコップを使い、夫は病院で用意された食事を食べている。
家には日付を書いて五日分の料理を作ってきてあるので食べておいてほしいと伝えてあったが、それから毎日、昼と夜の食事に十五時のおやつまで食べていく。
病人ではないので、食事は豪華だったが、栄養を取らないといけない自分はコンビニ弁当。
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