4872人が本棚に入れています
本棚に追加
/832ページ
………………………………
……これは何だ?
どういうことだ……?
まさか……
『クスッ』と笑い声が聞こえ、顔を上げると、ドアの隙間からコーヒーを片手に笑う千歳さんと目が合った。
「千歳さんそれコーヒー、カフェインだ!飲んじゃダメ!」
咄嗟に出た言葉だった。
突然叫んだ俺に驚いたのか、千歳さんは目を真ん丸くして、一度口を付けたカップを離した。
『うぎゃぁぁぁぁああああんんん』
と、隣から大声に驚いた息子の泣き声が鳴り響く。
「唯生さん、どうしたんですか?」
「いや……まさかとは思うんだけど……夢を見たんだ」
「え?」
千歳さんの顔がみるみる不安になっていく。
「子供……二人目の……多分予知夢……だ」
「二人目?……あっ、まさか昨日の……」
「……」
「「えぇ!?二人目!?」」
〜END〜
最初のコメントを投稿しよう!