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目の前の魔法使いは優しそうなおばあさんではない。
筋肉のムキムキさがローブの上からでも分かる、戦士のようなおじいさんだった。
「あのー、どちらさまですか……?」
「うむ、わしは、魔法の国からやってきたゲタンブルドアとでも言っておこう……」
「もしかして、あの有名な魔法学校の校長先生ですか?!」
タコデレラは期待の眼差しをゲタンブルドアに向けた。
「……。うむ、おぬしがそう思っておるのなら、わしは何も言うまい。さて、おぬしには何か望みがあるようじゃの……」
「お城の舞踏会へ行きたいのです!! 魔法使いさま、どうかその願いを叶えてください!」
「わかった。では、かぼちゃ、ねずみ、とかげを用意し、舞踏会へ行く準備をしよう」
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