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何も変化が見られない。
しょげた顔になった魔法使いに向かって、タコデレラがそっと言った。
「もしかして、呪文が間違っているのではないのでしょか……?」
ゲタンブルドアは目を大きく開け、深くうなずいた後、教わった呪文を唱えた。
「ピピデ パピテ プーー!!」
ズン、ズン、ズン。
かぼちゃは馬車に、ねずみは馬に、とかげは従者に変化した。
着ている服も美しいドレスへと変わる。
「さぁ、行くがよい! 12時に魔法が解ける。気をつけるんじゃぞ」
「はい、分かりました! 魔法使いさま、ありがとうございます!!」
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