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「この国の王子様は超イケメンだと聞くわ。さぁ、舞踏会にむけて、いろいろと準備しないと……。女同士の戦い、ある意味では、武道会ね……」
「私、王子さまに作った惚れ薬飲んでもらお~」
「更紗ちゃん、違うよ。まずは眠り薬だよ!」
「あ~、そうだったね! 睡眠薬の材料うちにあったかな~。花粉症の薬じゃあダメかな~」
「もしかしたら、みぞおちに一発が手っ取り早いかしら……」
「よっぴぃママ、強い!」
三人は嬉しそうにキャーキャー叫んでいる。
いいな。私もお城へ行きたいな……。
タコデレラはボロボロの服の裾をギュッと握り締め、招待状をじっと見つめていた。
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