まあるい風

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ページを捲りながら、貼られた思い出を眺めて あの日に戻れたら… そう思ってしまう私は、とてもわがままだ。 右へ左へと静かに動き続ける まあるい風に全身を包まれながら、寝転ぶ私の抱えるクッションも私に合わせて沈む。 あなたのくれた、この柔らかな居場所で、私は贅沢にも思いを馳せる。 もしも、願いが叶うなら。
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