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「そうだったんだ、おかえりなさい」
「ただいま」
私服の環菜先輩、今まで一度も見たことのない姿。
「環菜先輩、今からどこか行くんですか」
「うん、ちょっとスーパーまで買い物に」
「じゃ、俺も一緒に行ってもいいですか」
すぐに出た言葉に、環菜先輩は戸惑いを見せるが、断りは切れない様子。
俺が歩き出すと、トボトボ後ろからついてくる。
「宿泊訓練、どうだった?」
「それなり楽しくはあったんですけど、早く帰りたいなーって思ってました」
「そうなんだ」
「環菜先輩にも会いたいなって、思ってて」
「え? ……あ、ありがと」
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