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俺がそう言うと、大学生達は俺を睨みながら黙ってしまう。
『さて…帰るぞ。』
俺は今度こそ…と、原田達3人を連れて外に向かう。
『あ!負け分は払わなくて良いから、ゲーム代は宜しく。まぁ授業料だと思えば安いもんだろ♪』
帰り際、再び大学生に向かいそう言って、俺達4人は店を出た。
店を出ると
『やっぱ、平野は凄ぇなあ!』
『いやー!痛快だったぜ!アイツラの顔、見た!?顔面蒼白になってやんの!』
なんて…原田と神永が話し掛けてくるが…
『お前ら、ふざけんなよ!何でわざわざアベニューなんか行って、トラブル起こしてんだよ!?俺はまだ飯も食ってねえんだぞ!』
そう言う俺に、愛想笑いしながら着いてくる。
『悪かったよ…たまには違う店の状況知りたかったからさぁ…』
『飯は、取り返してくれた金で奢るからさ!』
『当たり前だ!』
そんな会話をしつつ、近くのファミレスで夕飯を済ませると、既に時間は11時近くなっていた。
俺達は世間一般では【不良高校生】のカテゴリに分類される生徒なので、こんな時間まで遊んでいる事はいつもの事なのだが、さすがにこれ以上遅くなると、お袋が帰ってくるかも知れない。
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