昔、むかし・・・。

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力自慢の振り下ろしたハンマーで壺は粉々に砕け散った様に見えた。 モウモウとした砂ぼこりが収まった壺の破片の中に人々が見たものは ・・・赤ん坊のコブシ程の壺であった。 くだんの壺と違っていたのは、壺の周りに描かれた星のマークが 5つから6こに増えていた事だけであった。 ・・・それから現代まで、 人々は月のない味気ない生活を余儀なくされていると云う事です          完
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