第1章

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「僕が呼んでいるんだ! サッサと来い!」 マイクに向けて僕は怒鳴る。 核シェルターに閉じ込められる羽目になったけど、僕を馬鹿にしたN国やA国、同胞なのにA国に胡麻をするK国の奴らに向けてICBMをぶっ放してやった。 その結果全面核戦争になって、僕にお小言を言ってきていたT国やR国も一緒に滅んだけどね。 僕を馬鹿にしていた奴らと一緒に小言を言う奴らもいなくなって清々したから良いけど。 それなのに、核シェルターの中に一緒に避難させてやった奴らの中から僕に文句をつける馬鹿が現れた。 だから僕はそいつらの処刑を命じる。 妻だった女や後継者として英才教育を行っていた息子達が含まれていたけど、そんな事は関係無い、僕の命令は絶対なんだ! 遅い、僕はまたマイクに向けて怒鳴る。 「僕が呼んでいるんだ、サッサと来い! 早く来て此奴を片付けろ」 2時間程前、こんな不味い食事を僕に摂らせようとする奴は処刑してしまえと命じたら、自分の頭に銃弾を撃ち込んだ糞の死体を片付けさせようとしているのに、何で誰も来ないんだ?
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